お祝い花や胡蝶蘭なら花秘書 > お供え花 お悔やみ花 > お彼岸のお供え花(春・秋) > お彼岸(春・秋)の基礎知識とお花の贈り方マナー

お彼岸(春・秋)の基礎知識とお花の贈り方マナー

春のお彼岸(春分)、秋のお彼岸(秋分)。ご先祖様への感謝の思いを込めて。
霊園やお寺などでたくさんの参拝者を見かけるのは、春秋のお彼岸かお盆の時期でしょう。
お彼岸のお墓参りは「彼岸入り」の日か「お中日」が多く、普段よりも色のあるお花を豪華にお供えする家庭が目にとまります。
お彼岸にはお墓や花立てを掃除し、きれいな水を入れてお供えします。仏壇はお彼岸までに掃除し、花や供物をお供えします。
お彼岸はサンスクリット語のパーラミータ(波羅密多)の音写語で到彼岸とも漢訳され、向こう側(悟りの岸に辿り着く)という意味があります。
迷いの此岸、煩悩の中流、解脱の彼岸です。現在の風習となっている「彼岸」は、霊界から霊魂がこの世の此岸を訪れ、生者と死者の交流をはかるハレの日とされています。
先祖への感謝の思いを新たにし、充実した日々を送れるように自分自身を見つめ直す期間とも考えられています。
春分の日、秋分の日は、太陽が真東から出て、真西に沈みます。
真西に太陽が没するところが極楽浄土とされていることから、この日と彼岸が結びついて習慣化されたとされています。
お彼岸は中日の前後3日を含めた1週間です。一日目が「彼岸入り」、4日目が「中日」です。稀に中日にあたる一日だけがお彼岸と思っている人がいますが、決してそうではありません。
暦上では、3月21日(または20日)が「春分の日」、9月23日(または24日)が秋分の日で、それぞれの彼岸の中日にあたります。
お彼岸では、お墓と仏前のいずれも普段のお供え花よりも華やかで豪華に供えます。
お盆やお彼岸はお花の需要が高く、混雑する期間です。直接お参りに伺うことができず、お花を贈る場合には、彼岸入りの1週間前には予約をすませましょう。
【文例1】
大きな川の向こうは仏様の世界で彼岸といいます。
その反対の岸は此岸といって苦しみの世界です。
~さんもようやく彼岸へ渡ることができ、本当の意味で幸せになられたかと思います。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
【文例2】
この度はお伺いする事が叶わず、心ばかりのお花をお送りし、故人を偲びたいと思っております。
お彼岸とはいえ、まだ寒い日がございます。どうかお体をお大事なさって下さい。
【文例3】
桃の花咲く季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
今でも働き盛りのお元気だった~様の面影が目に浮かびます。
ご家族の皆様、どうぞご自愛下さいませ。
【文例1】
朝夕に風の涼しさを感じるころとなってまいりました。
ご生前のご厚情に感謝すると共に、謹んで故人のご冥福をお祈り申し上げます。
【文例2】
秋風が肌に心地よいころとなってまいりました。
私は今でもあの無邪気な笑顔を思い出します。
ご冥福を祈ると共に、皆様のご自愛を切望するものでございます。
【文例3】
秋の夜長の季節となってまいりました。
皆様お元気でお過ごしの事と存じます。
故人の在りし日のお姿を偲びつつ、安らかなお眠りをお祈りします。
