お中元
夫の上司が転勤になったからといって、急にお中元やお歳暮を贈るのをやめてしまうのは、あまりにもビジネスライク。これまでお世話になったお礼を込めて、次の1回はいつも通り贈るようにしたいものです。できればこれまでのお礼を述べた手紙を添えておくとよいでしょう。その後はお付き合いが続かないのであれば、お中元やお歳暮はこれを最後にしても失礼にはなりません。 場合によっては“賄賂”とも解釈されそうな贈り物や、それほどの付き合いがあるわけでもない人からのお中元、お歳暮は、中身が気になっても包みを開けないこと。上から新たに包装をして、「立場上受け取るわけには参りません」といった内容の手紙を添えて送り返します。賄賂というほどではないけれども、お中元などを送られる間柄でもない目下の人の場合は、1回は受け取ってお礼状を書き、「今後はこのようなお気遣いはなさいませんように」と書き添えておきましょう。それでも次回また送られてくるようなら、いただいた品物より高額なものをお返しにして、再度気持ちを伝える手紙を添えます。 贈り物のたらい回しは、送ってくださった方に対してとても失礼なこと。明らかにマナー違反ですから、できれば避けたほうがよいでしょう。デパートによっては別の品や商品券と取り替えてくれるところもあります。どうしても他の方へ回す場合は、のし紙に送り主の名前が書かれていないかしっかりチェックすること。また万一わかってしまった場合のことを考えて、身内など親しい人に送るようにしたほうがよいでしょう。 |
お中元